派遣からアルバイト、そして社員に。物流の現場の面白さが、続けられた理由

仕分けスタッフ1
正確に仕分けるのは当たり前。
店舗スタッフのために見た目のきれいさも意識
最初は派遣社員として勤務していましたが、半年間ほど働いたあとアルバイトとして雇用していただきました。派遣だと契約期間が切れてしまったら、同じ職場で働くことができない場合もあります。そうなるとまた仕事を探さなければいけませんし、通いやすい勤務先が見つかる保証もありません。正直なところ、収入面ではほとんど変わらなかったのですが、このままこの会社で働き続けていきたいと思っていたので、アルバイトになれた時はうれしかったですね。最初の頃の仕事はセブンイレブンに納品する商品の仕分けと出荷でした。各メーカーさんから商品が入荷してくるのでそれらをまず整理して並べていきます。メーカーさんの数は10社くらいですが納品されてくる商品のアイテム数は何百という数になります。次にこれらを店舗ごとに仕分けていきます。納品指示が書かれたリストを見ながら、番重(ばんじゅう)と呼ばれる納品用の箱に入れていき、入れ終わったものはリストにチェックをして次の作業に移ります。基本的なことですが、商品名を見間違えたりしないように慎重に作業を進めます。気を付けていたのは、商品を丁寧に入れていくことです。納品リストの内容に合っていればいいというだけでなく、見た目もきれいになるように入れ方を工夫しなくてはいけません。これは指導してくださる社員の方に、口を酸っぱくして言われたことです。最終的には店舗に来てくださるお客様の手に渡る商品ですので、丁寧に扱うこと自体は当たり前なのですが、もうひとつ考えなければいけないのは店舗スタッフのことです。雑に入ったものを品出しするのは決してうれしいことではないですし、納品時の検品作業もしづらくなります。それに番重の中が乱雑な状態だと、検品時にお店のスタッフが確認しづらく、ちゃんと納品されていたとしても見落として欠品扱いにされてしまう可能性もあります。間違えないように、かつ見た目もきれいに入れていくことをいつも気をつけていました。
仕分けスタッフ2
個人ごとの欠品率データチェックが
モチベーションの源に。
倉庫から店舗へ、商品が動いていく面白さを実感
あってはいけないことですが、仕分けミスが発生してしまうこともあります。仕分けのミスは店舗からの欠品報告として毎日、事務所に上がってきます。このデータを集計すると個人ごとにどの程度ミスなく仕分けができているかが一目瞭然になります。私にとって、この欠品率の低さを競うランキングの上位を目指すことが仕事のモチベーションになっていました。間違えないように、丁寧にと言い聞かせながらやっていたおかげか、いつもけっこう上のほうにいたと思います。仕分けだけでなく、出荷の作業も担当していました。仕分けられた商品をトラックに載せるところまでが仕事です。積み込みにもルールがあります。1台のトラックで複数の店舗を回るのですが、ルートは決まっています。トラックに載せる時もそのルートにあわせて荷物を下ろしやすいように順番を考えて積まなければいけません。配送員さんは、別の運送会社の方なのですが、個性的な方が多いんですよ(笑)。私は、この仕事をする前は建設業界にいたので職人さんと接する機会が多かったのですが、配送員さんはそういった職人さんと気質が似ている方が多いんですよね。時折交わす、馴染みのある雰囲気の方々とのコミュニケーションもまた仕事の楽しみのひとつになっています。仕事に慣れるのに、1か月くらいかかったでしょうか。どんな仕事も同じだとは思いますが慣れるまでは大変です。牛乳などの飲料が入った重たい箱を持ってそれなりの距離を歩くこともあります。しかも夏は納品される商品の量がかなり増えて仕分けに時間がかかります。おかげで忍耐力はついた気がします(笑)。アルバイトになってから約1年半後、正社員に登用していただきました。最初から社員へのステップアップを考えていたわけではなかったのですが、派遣からアルバイトになり仕事をしていくなかで、1年ほどたったころには少しずつ社員になりたいという気持ちも芽生え始めていました。仕事に慣れてきて、やっていけそうだという気持ちが強くなったこともありますが、一番の理由は仕事が面白くなってきたからです。自分が仕分けした商品が、実際に店舗に並んでお客様の手に渡っていく。シンプルですが物流って面白いものだなと感じるようになっていました。仕事ぶりを評価していただき、社員になれたのでよかったです。
仕分けスタッフ3
社員になって配送管理の仕事を担当。
配送員さんの安全意識の向上を目指す
仕分けと出荷業務の現場を経験した後に、事務所での勤務に変更になりました。今、携わっているのは配送管理の仕事です。店舗へ納品に向かう便は全部で3便あるのですが、私は2便の納品終了から3便を出荷してトラックが帰着するまでの管理が担当です。勤務時間は9時から17時くらいまで。トラックが出発するときには毎回、無線が入ってくるのですが、大切にしているのはその時のコミュニケーションです。配送に関する必要な指示を出すことはもちろん、配送ルート上に事故があって交通渋滞が起きていたり、通行止めになっていたりする場合には、その情報をいち早くキャッチしてドライバーさんに届けます。必ずお伝えしているのは、「安全運転でお願いします」の一言。事故を起こさないとが何よりも優先されます。各配送員さんの安全に対する意識を高めてもらうために、忘れずに毎日呼びかけるようにしています。安全意識を高め、それを継続していただくというのは実際にはなかなか難しいことですが、配送に関する交通事故を無くしたいと思って日々の声かけを続けています。社員になってからフォークリフトの免許を取りました。アルバイト時代に現場でフォークリフトを使用する機会があったので、社員になったのを機に資格として取得しようと思ったんです。私の場合は、学科と実技を合わせて3日間で取得できました。この免許はアルバイトの方の中にも取得する方がいるほどメジャーな資格。比較的、取得しやすいうえに、物流の仕事をするなら持っていて損はないものです。興味のある方はぜひ入社後にチャレンジしてみていいただきたいですね。仕分けの仕事は未経験でも大丈夫。先輩たちはみんなやさしくて、わからないことがあれば丁寧に教えてくれます。作業もすぐに慣れると思いますよ。そして自分たちが仕分けた商品を待ってくださっている店舗の方がいることも忘れないでいてほしいと思います。店舗の方には迷惑はかけられない。ミスなく、正確な作業をすることを何よりも大切にしてもらえたらと思います。休みの日は買い物に行くことが多いですね。服を買うのが好きなので、車に乗ってアウトレットに行くことも。車種は白のミニクーパーです。もともと好きで買いたかった車を社員になった頃に買いました。オフはもちろん、通勤もこの車です。お気に入りの相棒と一緒にこれからも物流の現場を楽しみたいと思っています。

※2017年1月時点の情報を元に作成しております。

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